■ 同行移送サービスとは? ■

 家庭内暴力や不登校・引きこもり、幼児虐待、老人虐待など、人を取りまく環境は悪化の一途をたどっています。国内精神障害者は200万人以上、入院歴のある精神障害者は全国で30万人以上、引きこもり青少年は全国で100万人とも言われています。
不登校から始まり10年15年とあっという間に年月は去り、子どもだった息子が30歳に。
その息子は暴れ、手がつけられない状態というような相談を多く受けています。
しかし、ほとんどの青少年が病院には行きたがらず、自分は精神を病んでいるわけではないという意識が強く、受診を拒みます。家族は、どうすることもできずに、時間だけが過ぎていく。
子どもは大人になり、親たちは老いていく。という図式になります。

 彼らは幻覚、幻聴、幻視、妄想といった症状で苦しんでいます。彼らをその苦しみから救うためには、ドクターの力を借りるのが重要です。
しかし、自ら医療を拒否し、症状が悪化すると 家族ではどうすることもできずに、説得をあきらめてしまうということになっているのが現状です。
ドクターも家族も行政機関の方々も、だれもが説得できないのが現実です。そのため、強制的に移送するケースが後を絶ちません。強制拘束移送の場合、ロープで縛ったり手錠をかけたり、様々な「拘束具」を用いるのが現状です。

強制的な移送では、家族に対する恨みが残るだけです。そんな状態では本人も「治したい」という気になるわけがありません。「説得による移送」は不可欠なのです。
精神障害者の説得・病院への同行移送サービスは、このような場合に患者と家族の事を第一に考え、充分に本人と話し合い説得し、決して強制することなく、円満に本人と保護者らに私たちが付き添い、安全に病院へと向かいます。
私は、これまで20年間の経験と実績を生かして、本人が一日も早く楽になり、家族の安らぎが訪れることを緊急の目的として、本人説得と病院への同行移送サービスを行います。説得に関しては、長年の経験を持つ「説得のプロ」「自立支援のプロ」である私が、直接ご本人と面談することから始まります。